正社員塾講師の一日の流れ、年間休日、働き方など(2)

塾講師の仕事

こんにちは。

前回の続きで、正社員塾講師の働き方についてもう少し書きたいと思います。

それから、私のリアルガチ(?)な一日の流れも。笑

 

塾にも働き方改革の波が押し寄せる

塾業界は「子どものため」という言葉のもと、ブラックになりがちです。

私が新卒で入社した頃は、始業時刻の何時間も前に出社して授業の練習をするのが当たり前でしたし、終業時刻後に研修が行われることもよくありました。

 

授業や生徒・保護者対応に対する上司の指導も非常に厳しく、罵倒されたり、一昔前は暴力もあったそうです。

「そんなしょぼい授業を生徒に見せる気かァ!!ふざけんなてめぇェェ!!!(テキストが飛んでくる)」みたいな。

(今は一人前になった上司にとっては、若手時代に受けた暴力が武勇伝でした(苦笑)

 

しかし、ここ数年で少しずつ社会全体の風潮が変わってきました。

長時間労働による過労死や自殺などがニュースで大きく取り上げられるようになったからです。

(社内でも鬱になって退職したり自殺未遂をした人が数人いました)

 

私が正社員で働いていた頃にはまだ「働き方改革」という言葉はありませんでしたが、私の会社でも出来るだけ残業(始業前も含む)を少なくするための取り組みが始まりました。

 

もっとも重要且つ難しいのは、ある程度長く働いている役職者たちの意識改革でした。

私の1つ下の代までは、先述のように新卒社員は早く出社して授業の練習や業務をするもの。

それが新卒のあるべき姿であり、そのような行動が「頑張っている」「やる気がある」と見なされました。

 

それが突然、会社の経営陣から役職者に対して「若手社員に早く出勤するように指示したり、勧めたりしてはいけない」というお達しが出されたのです。

 

同時に、「早く出社して練習や業務をしていることを評価してはいけない」とも。

早く来ている社員を「頑張っているね」と褒めれば、早く来ていない社員は頑張っていないことになってしまうからです。

 

以前は始業時間前に行われていた新卒の授業研修なども、基本的には始業時刻以降に組まれるようになりました。

 

しかし、早く来て授業の練習をしている新卒とギリギリに出社してくる新卒を同じように見るというのは、実際かなり難しい話です。

 

こんなことを言うのは今の世の中の流れに合っていないのでしょうが…

私を含む「お達し前」の世代にとっては、授業の練習をせずにいったいどうやって上達するつもりなんだ、もっと練習しなければという気は起きないのか、とモヤモヤを感じざるを得ませんでした。

 

認識を変えるのはとても難しく、早く来ている新人に「頑張ってるね」とは言えなくても、心の中ではそう思っていました。

また、始業時刻ギリギリに出社してくる新人に「もっと早く来て授業の練習しなくていいのか」とは言えなくても、心の中ではそう思っていました。
上司たちも同じだったと思います。

私がその会社にいた頃はまさに過渡期。

私が正社員の塾講師を辞めてから、もう4年近く経ちます。

現在の塾業界は、私が働いていた頃とはだいぶ違っているのかもしれません。

 

 

私のリアルな一日の流れ(入社1年目)

さて、そんな私は「お達し前」世代ですので、新人時代はひたすら授業練習と勉強に明け暮れました。


新人でも、人前で喋るのが上手な人は最初から結構こなれている感が出て、授業で生徒になめられずに済みます。

 

しかし、残念ながら私はそうではなかったので、とにかく授業の中身を充実させなければと必死でした(もちろん、喋り上手でも中身の充実は必要です)。

 

苦労自慢?はいはい。と思われるかもしれませんが、この頃はがむしゃらにやっていました。


6時  出社

授業の練習、授業で使うプリントの用意など

13時半 始業

朝礼、試験問題作成、採点、成績分析、家庭への電話、ミーティングなど

16時半 生徒を校舎に迎える準備

17時  小学生の授業

19時半 中学生の授業

22時 授業終了

片付け、ミーティングなど

22時半 終業

23時半 帰宅

夕食、入浴

1時  授業の準備、勉強、研究

(自分の部屋では寝てしまいそうな日は24時間営業のファミレスへ)

5時半 会社へ向かう

 

いつ寝ているのか?

勉強をしている途中でうたた寝する程度です。徹夜もしばしば。

この頃は授業が不安で不安で、ベッドでなんか寝ていられなかったのです。

入社して2ヵ月半くらいの頃、帰宅途中に居眠り運転で事故りました…(単独事故だったのが不幸中の幸いでした)

 

アルバイトで塾講師をしている皆さん。

そこまで必死に準備しなくても小中学生相手に授業くらいできるよ、と思っているかもしれません。

でも、正社員塾講師はレベルが違いますぜ。本当に。

今の塾ではあなたは通用しているかもしれません。

でも、正社員塾講師しかいない塾の生徒たちは目が肥えてますぜ。怖いぞ。

…と、ポンコツなりに正社員塾講師として4年間戦った者のプライドで言わせていただきたい!笑

 

 

私のリアルな一日の流れ(入社2年目以降・定期テスト前や入試が近い時期)

塾講師1年目の私は、授業がうまくできるように、生徒になめられないように、ということでいっぱいいっぱいでした。

 

しかしながら、少しずつ授業がうまくできるようになって余裕が出てくると、生徒への愛情が生まれてきます。

また、上手に授業ができれば、当然生徒からも慕われるようになります。

 

こうなってくると…塾講師って、めちゃくちゃ楽しいんです。笑

 

生徒のためにもっとできることはないかな?と自分からどんどん動きたくなります。

学校のテストで何としても良い点数を取らせたい!志望校に合格させたい!!

「先生が教えてくれたところがテストに出たよ!」って言われたいぃぃ!!!

ってなってきます。笑

 

こうなると、不安のせいではなくてハイテンションで、寝てなんかいられません。

 

帰宅から書きます。

 

23時半 帰宅

入浴

1時  出社

定期テストや入試の対策プリントをひたすら作る

(会社のPCでないと作業できないため)

13時半~22時半は同じ

 

これはさすがに連日はできませんが(笑)

 

定期テストや入試対策問題のプリントくらい、塾の会社にはたくさんあります。

しかし、それはやはり良くも悪くも当たり障りのない内容。

もっともっと自分自身で徹底的に研究して、ポイントをぎゅぎゅっと詰め込んだ中身の濃いものを自分の生徒にはやらせたくなるのです。

 

ちなみに、こういうことをしていたのは私だけではありませんでした。

(特に若手の)こだわり派社員たちは、定期テスト前になると深夜のオフィスにやってきて作業していました。

 

もちろん、こんなあほみたいな働き方をしない人もたくさんいますけどね。

そういった話は別の記事で。

 

 

授業が下手だったことと生徒への思い入れが相俟って、私は勉強や研究にどんどん時間を割くようになっていきました。

そのため、定期テストや入試直前などの時期ではなくても、ベッドでゆっくり眠るということはほとんどなかったです。

 

家に帰ったら自宅かファミレスで勉強&研究。

眠気に耐えられなくなったらその場で寝る。

早めに出社してプリント作りやその他の業務。

 

賛否はあるでしょうが、私はそんな働き方でした。

おかげで、3年目になった頃には積み重ねた研究の成果が大きな武器になりました。

30歳になった今は、こんな生活もうできないかもしれませんが(笑)

 

それでは、今回はこの辺で。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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