正社員塾講師にはどんな人が向いているのか。必要なこと5つ&不要なこと2つ

塾講師のなり方

こんにちは(^^)

アルバイトで塾講師をやったことがあるけど、自分は正社員に向いているのか?

就職あるいは転職活動をしていて、塾講師に興味を抱いている。

そんな方はいらっしゃいますか?

 

あくまでも私の経験と主観によるものですが、正社員塾講師にはどんな人が向いているのか挙げていきます。

正社員塾講師に限らず、アルバイトや学校の先生に当てはまる項目もあると思います。

 

 

学校の勉強、学歴、努力などに価値を感じられる

当たり前の話ですが、塾は生徒に勉強させるところです。

「学校の勉強についていけるように」「良い高校や大学に合格できるように」など求めるレベルはさまざまですが、学習指導をすることには変わりありません。

 

そして、これもまた当たり前の話ですが、塾の生徒たちがみんな喜んで勉強するわけではありませんよね。

学校の成績が悪くて親に無理やり通わされていたり、学歴なんていったい何の意味があるのだろうと思っていたりする子がたくさんいます。

 

そんな生徒たちに、勉強や学歴がなぜ大切なのかを説き、努力するよう働きかけていくのが塾講師の仕事です。

努力することそのものの価値を伝えることも必要ですね。

 

意欲のない子どもたちの心を揺さぶるべく熱く語りかけたり、怠惰な生徒を叱りつけたりすることも当然あります。

講師自身が勉強や努力に価値を感じていなかったら、本気にはなれませんよね。

 

実際、私が働いていた会社に入ってきたある新入社員が「子どもに向かって熱血しているのが馬鹿らしくなってしまった」と言って入社1カ月で辞めていったことがあります。

意義を見出せなかったのでしょう。

 

ところで、前半と矛盾することを言うようですが、塾は勉強だけを教えるところではありません。

子どもたちの人生は、間違っても勉強や成績が全てなんかではない。

塾は勉強を教えるとともに、勉強を通して努力を学ばせるところです。

 

例えば、サッカークラブではサッカーの指導をしますが、サッカーだけを教えるところではありませんね。

サッカーを通して、いろいろなことを子どもに学ばせようとします。

 

とはいえ、塾に期待されているのは当然のことながら成績の向上や志望校合格。

勉強で結果を出さなくては親は納得しません。

勉強が全てではないと認識しつつも、塾講師の使命は子どもに勉強を頑張らせること。

それ以外に逃げることはできないですし、成果として誇ることもできないのです。

 

 

知的好奇心が旺盛である

上記の内容と少し重なりますが、講師自身にこそ知的好奇心が必要です。

授業はただマニュアル通りにやれば良いというものではありません。

講師自身が学びを深め、「なるほど」「そういうことだったのか!」という気付きを生かしていくことで、子どもとって面白い授業になります。

また、講師という仕事をしている限りはずっと勉強を続けることになるので、勉強することに苦痛を感じるようだと厳しいです。

 

2年目からは同じ授業を繰り返すだけだから、勉強はそんなにしなくてもよいのでは?と思った方がいるかもしれません。

しかし、前年の自分が考えた授業のままで満足できるとしたら、それは全く成長していない証拠。

 

確かに、自分の中で「これなら間違いない」といえる教え方を持つことは大切です。

しかしながら、私が働いていた会社の大ベテランですらこう言っていました。

「去年と全く同じ授業なんかしない。なぜなら、その授業では全員合格させることができなかったからだ」

社内トップクラス(No.1だったかも)の生徒支持率を誇る講師ですら授業のブラッシュアップは欠かさないのですから、勉強はずっと続くと思って間違いありません。

 

または、マニュアルを充実させて講師全員が使えるような内容にすれば良いだけのこと、効率が悪い、と感じた方もいるでしょう。

しかし、マニュアルはせいぜい授業全体の大まかな流れや、ネタ的知識の共有くらいが限界かなと思います。

その場で出た生徒からの質問を生かしたり、生徒の理解度に合わせて進め方を変えたりするのが理想だからです。

同じ内容でも、講師のスキルやキャラによって受ける受けないが全然違いますし。

授業に慣れてくるに従って「私だったらこうやって教えるのに」とこだわりがでてくるというのもあります。

 

 

利他的精神

少し陳腐な表現に聞こえてしまうかもしれませんが、塾講師は「生徒第一主義」です。

単に都合が良く使われるだけなのとは違いますよ。

 

生徒の成績が上げるため、志望校に合格させるため、もっと言うと生徒の将来のため。

 

彼らの人生の中では、塾講師なんてほんの数年の関わりがあっただけの存在かもしれません。

生徒の将来に影響を及ぼそうだなんて、おこがましいのかもしれません。

それでも、わずかでも関わったからには必ずプラスのエネルギーを与えるんだと思って行動するのです。

 

生徒の役に立つ授業をするためには、研究や練習の積み重ねが欠かせません。

学校の成績や部活、家族構成など、生徒のことを知らなければ、適切に褒めることも叱ることもできません。

 

赤の他人の子どもである生徒のために本気になれるかどうか。

もしなれるなら、最高に楽しい仕事です。

 

 

就業時間外の仕事を受け入れられる&体力がある

働き方改革が叫ばれる昨今、こんなことを言うのは気が引けるのですが…

塾講師の仕事は、毎日8時間ではとても収まりません。

(8時間中約5時間は授業ですし)

残業がない仕事がいい、帰宅後や休日は仕事を忘れてゆっくりしたい、という人は塾講師はやめておきましょう。

 

毎日残業だったり、緊急の仕事が頻繁にあったりというわけではありません。

しかし、以下のようなことは時間外でもやらなければならない、とある程度覚悟しておく必要があります。

 

若手

  • 授業の準備
  • 授業や進路指導などに関する研修(受ける側)
  • 自分の担当クラスで実施するテストの問題作成、採点

 

中堅~塾長

  • 授業の準備
  • 塾の説明会などのスピーチの練習
  • 生徒や保護者との面談
  • 塾長会議やエリア会議
  • 授業や進路指導などに関する研修(する側)
  • 塾全体で実施する模試の問題作成

 

また、「正社員塾講師の一日の流れ、休日など(1)」で書きましたが、学校の長期休暇中の講習期間(夏期講習など)は、標準の労働時間がかなり長くなります(8時~22時半くらい)。

その上普段より授業が多いので、授業準備も大変。

 

働き方改革には大賛成なのですが、これらを全て就業時間内に入れるのは正直無理ではないかなと思います。

これを受け入れられないと、残念ながら塾講師をやっていくのは難しいのではないでしょうか…

 

イレギュラーですが、保護者から「子どもが塾から帰ってこない」と連絡が入って講師たち皆で深夜まで探し回ったということも何度かありました。

(幸い、事故や事件に巻き込まれたのではありませんでした)

 

また、一日数時間立ちっぱなし&大声での授業や、長時間労働に耐える体力も必要です。

やりながら慣れていくものではありますが、体力に自信がない場合にはおすすめできません。

 

 

折れないメンタル

塾講師に必要なもの、一番はこれではないでしょうか?笑

先輩や上司の厳しい指導やプレッシャー、子どもの冷たい視線・クラス運営の難しさ、保護者からのクレーム、長時間労働などなど…

私が働いていた会社は、入社3年以内の離職率が7割を超えていました(4年目を迎えたとき、残っていた同期社員が3割未満)。

 

長時間労働などは、まだ会社側に改善の余地があります。

しかし、子どもや保護者にどれだけ打ちのめされても何くそと成長の糧にする強いメンタルは欠かせません。

 

 

子どもが好きでなくてもOK

「塾講師です(でした)」と言うとよくある反応が「子ども好きなんですね」。

正直、そんなことはないです(笑)

むしろ小さい子は苦手。

私が担当したことがあるのは主に小3~中3ですが、それより小さい子はちょっと無理かな…うるさいし、話通じてるのかよく分からないし…(小声)

対等に話ができる中学生以上の方が私は好きでした。

私以外でも、別に子どもが好きなわけではないという人も多かったです。

 

 

学生時代の成績が良くなくてもOK

もう一つ、よく言われるのは「頭良いんですね」。

これも違います。

高校生の指導となると、学習内容が大人にとっても難しいので「頭が良く」ないとなかなか苦しいかもしれません。

しかし、小中学生の指導で、しかも1~2教科くらいの担当なら、現役時代の成績が良くなくても何とかなります。

中学生の英語と理科の授業は頼まれても断っていましたけどね…汗

 

 

終わりに

いかがでしたか?

私自身の正社員時代・アルバイト時代の経験と、成功していた上司たちを思い出しながら書いてみました。

塾講師って面倒くさそうだなぁと思われた方もいるかもしれませんが、費やした労力が実を結び、生徒や保護者に感謝されたときの喜びはひとしおです。

これから塾講師の仕事に就く方は、ぜひ頑張ってくださいね。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

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